今回は、皆さんにもっとお灸を好きになってほしくて、お灸のマメ知識をお伝えします。そもそもお灸はいつ頃から日本でおこなわれているの。有名な産地はどこ。そんな疑問にアラサー鍼灸師がお答えします。すらすら読めるのでおすすめです。
お灸の別名
地域によっても異なるお灸の別名。「やいと」のほうが馴染みやすいかたもちらほら。ちなみに地元・沖縄では「やぁーちゅー」といいます。ちなみに英語では「moxibustion」噛まずに言える自信はありません(*_*;
浮世絵にも描かれているお灸
お灸をしている様子が浮世絵にも描かれています。女性が背中にお灸をしていたり、また別の浮世絵では母親とみられる女性が両足で子どもをおさえてお灸をする様子が描かれています。ちょっと子どもさんがかわいそう。あの頃のお灸は熱かったのかなと考えてしまいます。浮世絵が流行った江戸時代のころかと推測できます。
偉人たちが愛したお灸
鎌倉時代・吉田兼好が書いたとされる「徒然草」にお灸をすすめる言葉を残しています。江戸時代には「三里に灸するうより…」と奥の細道(おくのほそ道)に書いた松尾芭蕉。江戸時代には一般的に習慣化していたのかなと、考えられます。東北・北陸を歩きながら松尾芭蕉の癒しになっていたのかもしれませんね。また同じ江戸時代に、俳人・小林一茶もお灸について詠んでいます。
よもぎの産地
お灸の原材料はよもぎです。そんなよもぎの産地として有名な地域は新潟県・富山県・滋賀県。よもぎを古くからの製法で”もぐさ”にして、お灸になります。新潟県のお土産品のひとつ「笹団子」には団子の生地のよもぎが入っています。地元でも親しまれているよもぎ。お灸にしても、食べてもよし!カラダケアが根付いています。
まとめ
以上、アラサー鍼灸師がお伝えするお灸のマメ知識でした。
お灸の別名
- やいと
- やーちゅー
- moxibustion
歴史上の偉人もお灸好き
- 吉田兼好:徒然草
- 松尾芭蕉:奥の細道
- 小林一茶:俳人
よもぎの産地
- 新潟県
- 富山県
- 滋賀県
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