年明けから早速、お灸セルフケアへのお問い合わせがどんどん増えています。みなさんが、じぶんの健康に目をむけてくれて、とても嬉しいです。今回は、お灸セルフケアの注意点をまとめました。正しい知識で安全にお灸セルフケアを楽しんでもらえるように。また、お灸セルフケアに挑戦しようか迷っている方もぜひ読んでほしい、おすすめの記事です。
お灸セルフケアの注意点
基本の注意事項を振り返ってみましょう
- やけど
- 換気
- 消火
しっかりと守りたいポイントです。
台座に注意
意外とここ(台座)が熱いんです。いざお灸を取ろうとするときに、台座が熱いということをお忘れなく。
- しっかりと台座が冷めたことを確認してお灸を取る。
- お灸しているときに、熱くてお灸を取るときは、水で濡れたコットンで取ることをおすすめします。
乳液・保湿クリームの注意
乳液・保湿クリームなどを塗布した直後のお灸には注意が必要です。台座の裏側はシール。乳液・クリームなどで濡れた身体に置くとシールの粘着力が不安定になり、火がついたお灸が落ちる危険があります。
そのため塗布した、乳液・クリームがしっかりと乾いているか確認してお灸をおこないましょう。特に冬のこの時期は手荒れ予防にクリームを使用する方が増えます。お灸ガールのみなさんも注意してね。
また、夏の熱い時期や激しい運動後の汗をかいた状態も、身体が濡れているのでシールの粘着力が不安定です。汗をしっかりとふき、呼吸が落ち落ち着いたらお灸をおこないましょう。
お灸を取るタイミング
何度もいいますが、お灸の熱いをガマンしてもカラダの不調が良くなることはありません。やけどのリスクが高くなるだけです。
- ガマンせずに熱いと感じる前、熱いと感じたその瞬間にお灸を取る。
- お灸している場所の皮膚が赤くなってきたらお灸を取るサイン。
- お灸の熱を感じないけどヒリヒリする、そんな時も迷わずお灸を取る。
熱を感じなくてもカラダのなかでは免疫力を上げるために白血球たちのお仕事が増えています。熱を感じなくても本当に大丈夫です。ここまで言っても、熱いのをガマンする人はいます。
お灸しながら寝落ちして、実際にやけどをした私からアドバイスです。やけどはツライので気をつけてほしいと、大きな声で言います!
はじめてのお灸・初心者向けの注意点
- 初めてお灸に挑戦する方は、1日1回、最大3壮(そう)までを目安に。
- 1回お灸セルフケアをおこなったら、2~3日あいだをあけます。
- メーカーさんによって表記は異なりますが、
お灸の熱量(熱さのレベル)が「ソフト」もしくは「マイルド」がおすすめです。 - 灸あたりや好転反応という症状があります。具体的には倦怠感、疲れた感じがあります。仮眠をとると良くなりますが、2-3日症状が続く方もいます。
- 万が一、やけどをしたらお灸の使用はやめてお医者さんにご相談してください。
まとめ
以上、鍼灸師・お灸ガールからお灸セルフケアの注意点をまとめました。お問い合わせが多くなり、健康への意識の強さを感じます。まだまだ、先は見えない時期ですが、いまできることはあります。一緒に乗り越えていきましょう。
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